吉本ひかるが“元カレ”との再タッグで首位戦線へ「フィーリングが合う」

<宮里藍 サントリーレディス 2日目◇7日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

10位から出た吉本ひかるが5バーディ・1ボギーの「68」と伸ばし、トータル7アンダーで今季初の首位タイに立った。今週は家に眠っていた“元カレ”を引っ張り出してきた。「最近はアプローチがイマイチだったので」とキャディバッグに入れたのは、ミズノの58度のウェッジ「ミズノプロS18」。この日のバーディはすべてパターで決めたものだが、「グリーン周りで活躍してくれました。最近は簡単なところからボギーを打っていたけど、今週はそれがなくなった。良くなりました」と喜んだ。
「フィーリングがすごく合う」とべたぼれのウェッジとの出会いは、プロ2年目の2018年にさかのぼる。「はっきりとは覚えていないけど、18年モデルなのでそのくらいだと思います。ソールの形状がほかとは違っていて、安心感がある。しっくりくるんです」。同じモデルを3本ほど持っていたが、モデルチェンジに伴って生産が終了されることを知り、昨年限りで泣く泣くバッグから抜いていた。

グリーンを外しても、愛着たっぷりのウェッジがあるという安心感で不思議とショットはグリーンをとらえた。15番パー4は7メートル、1番パー5は2メートル、7番パー4は2メートルなどバーディパットも次々と決まった。

前週の「ヨネックスレディス」では、同い年でプライベートでも行動をともにする新垣比菜が6年ぶりとなるツアー優勝を果たした。最終日を第1組でスタートした吉本はホールアウト後、2時間ほど待って最終組の新垣の優勝を見届けた。ヨネックスレディスの開幕前には新垣ら8人で大阪のUSJでリフレッシュし、今週は神戸・三宮の韓国料理店で祝勝会。自身のインスタグラムには「今度は私の番!」と優勝を誓っていた。

昨年3月の「明治安田生命レディス」で念願のツアー初優勝を果たした。今季は4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の6位が最高。久しぶりの優勝争いを制し、新垣に続く通算2勝目の美酒に酔いたい。(文・臼杵孝志)

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