ナポリ、コンテ氏の指揮官就任が目前に迫る? クラブの“前例”を覆す「3年契約」で合意か

 セリエAのナポリが、現在フリーの状況が続いているアントニオ・コンテ氏と来シーズンの指揮官就任で合意に至ったようだ。30日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 今シーズンのセリエAで13勝14分11敗を記録し、勝ち点「53」の10位に沈んだナポリ。リーグ王者として連覇を目指し迎えた今季は、リュディ・ガルシア氏の下でスタートを切ったものの、成績不振によって昨年11月に監督交代を余儀なくされてしまう。ワルテル・マッツァーリ氏を指揮官に据えて再スタートを切ったナポリだったが、およそ3カ月後にはフランチェスコ・カルツォーナ氏へと二度目の監督交代があり、最終的には欧州大会の出場権すら獲得できずにシーズンを終えた。

 そんななか、同紙は来季の指揮官就任に向けナポリとコンテ氏が合意に達したと報道。イタリア人指揮官に支払われる報酬は年俸「800万ユーロ(約14億円)」と見られ、延長オプションを含まない「3年契約」でサインされたと主張している。

 また、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長による当初の提案は、「650万ユーロ(約11億円)+ボーナス」であったが、今回はコンテ氏の要求に応じる形となったと指摘。さらに、これまで同クラブが新監督に提示するオファーは常に「2年契約」であり、クラブ側が有利となる延長オプションが付随していたものの、コンテ氏との契約には同オプションが含まれておらず、監督側に早期契約解除の権利が与えられていると報じた。

 現在54歳のコンテ氏は、選手時代にユヴェントスなどで活躍すると、2004年に現役を引退し、翌年から指導者としてのキャリアをスタート。ユヴェントスやチェルシーでリーグタイトルを獲得しており、2023年3月にトッテナムの監督を退任してからはフリーの状態となっている。

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