「味噌カレー牛乳ラーメン」は老若男女に人気の青森名物

雪深い北国である青森で大人気のご当地ラーメン「味噌カレー牛乳ラーメン」は、ちょっとゲテモノかと思う人もいますが、青森の名物として老若男女問わず大人気のメニューです。

「味噌カレー牛乳ラーメン」が生まれたのは1970年代と言われています。当時、青森では醤油味のスタンダードなラーメンが人気でしたが、そこに札幌から味噌ラーメンのお店が上陸します。味噌ラーメンは特に中高生を中心に大人気となりましたが、彼らの間で流行ったのが、お店にある様々な調味料や飲み物を加えて独自のアレンジラーメンを作ることでした。そんな中で生まれたのが「味噌カレー牛乳ラーメン」は、大人気となり中高生だけでなくお店のお客たちで話題になり、正式にメニューに加わるようになり、青森のラーメンとして定着するようになったということです。

味噌カレー牛乳ラーメンの特徴として、まろやかなコク深い味です。味噌のうまみとカレーの刺激を牛乳がまろやかに包み込み、一片のバターが加わることで他の地域にはない唯一無二の味わいになりました。具はスタンダードにもやしとメンマ、そしてチャーシュー。海に近い青森ならではのわかめも欠かせないトッピングです。

麺は個性の強いスープにぴったり来るように太目の縮れ麺が使われます。夏でもずいぶん涼しい青森なので、これぐらいしっかりした味の熱々ラーメンが美味しいものですが、やはりおすすめの季節は冬。冬の寒さの中でお店に入って味わう「味噌カレー牛乳ラーメン」には、他のラーメンにはない魅力があふれています。「味噌カレー牛乳ラーメン」は青森市内の店舗で味わえるほか、通信販売も行われていますので、どんな味だろうと興味の湧いてきた方は、ぜひ一度取り寄せて味わってみることをおすすめします。