迎撃ミサイル「PAC-3 MSE」イージスシステムでの実験が成功 射程は旧式の2倍! 艦艇やイージス・アショアに搭載が可能

目標の迎撃に成功。

イージス艦でもPAC-3 MSEが使えるように!

 アメリカの航空・宇宙開発企業ロッキード・マーチンは2024年5月20日、艦艇やイージス・アショアで使われているイージスシステムと統合されたパトリオット「PAC-3 MSE」の発射実験で目標を迎撃し、破壊したと発表しました。

 実験はロッキード・マーチンの仮想イージスシステムを搭載した発射コンテナを使用し、巡航ミサイルを模した標的を迎撃したとのことです。 なお、イージスシステムを利用したPAC-3 MSEが移動する目標を撃破したのは今回が初となります。 PAC-3 MSEは、弾道ミサイル迎撃を想定して開発されたPAC-3の新型です。これまでPAC-3は、低高度でのミサイル迎撃しかできませんでしたが、MSEは、防衛範囲や到達高度が2倍に強化されており、より高い高度での迎撃を可能にしています。 地上発射型のほかにも、イージス艦での発射も想定しており、今回の試験はそのためのものです。また、ルーマニアやポーランドで建設中の、地上用のイージスシステムであるイージス・アショアでも同ミサイルは使用される予定です。 同ミサイルは、従来の弾道ミサイルや航空機からの防衛のほかにも、巡航ミサイル、極超音速ミサイルなど高度な脅威を迎撃することが期待されています。

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