あすにつながるナイスセーブ締め 畑岡奈紗は風に翻弄され出遅れも「きょうのことは忘れて」

<ミズホ・アメリカズオープン 初日◇16日◇リバティ・ナショナルGCニュージャージー州)◇6675ヤード・パー72>

最終18番、畑岡奈紗のティショットは大きく右に出てブッシュに飛び込んだ。「狙っても行けたかなというライではあったけれど、割りきってレイアップをして、それがパーにつながってよかった」。2打目をフェアウェイに出すと、左からの風で右奥ピンという状況のなかで上1.5メートルにつけてパーをセーブした。
この日は3バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「74」。2オーバー・76位と出遅れた。「自分の思うようなショットができなくて、池に2発入れてしまった。きょうから伸ばしていきたかったですけど、オーバーパーだったのは残念」と、「JMイーグル・LA選手権」以来2試合ぶりのオーバースコア発進に肩を落とす。

先週に引き続き、プロアマ日にもショットに好感触を示していたが、強く吹いた風はスイングにも影響を与えた。「グリップテンションだったりに気をつけていたけれど、なかなかうまくいかなかった。タイミングが合わなくて、クラブが遅れてくるのを嫌がって手でひっかけたり右にプッシュしたりしていた」。タテ距離、横風の計算とショットの感触がかみ合わず、パーオンは18ホール中11回。湾沿いに位置し、あす以降も風が吹くことが予想されることからも、この修正はしっかりと行いたい。

「テンポに気をつければタテ距離も合ってくると思う。きょうのことは忘れて、あした伸ばすことに集中したい」。初日を終えて予選カットラインはイーブンパー。2打のビハインドを巻き返し、週末の上位争いに向けて急浮上を目指す。(文・笠井あかり)

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