“大好き”なボールも後押し…23歳の古賀妃が今季2度目のトップ10入り「2位が一番悔しい」

＜マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第3戦 マイナビカップ 最終日◇10日◇森永高滝カントリー倶楽部（千葉県）◇6230ヤード・パー72＞

トータル3アンダー・2位タイで自身3戦目を終えた23歳の古賀妃（きさき）。「2位が一番悔しい」と心残りな結果となった。
2022年から21歳の妹・衣桜（いいさ）とともにツアーに参戦。未勝利だが、開幕戦から3週連続で出場し、8位、18位、2位と安定した成績を残している。

開幕戦から「すごく好き」と話すキャロウェイの最新ボール『CHROME TOUR』にスイッチしたことも、好調の要因のひとつ。パターとのタッチはもちろんのこと、ショットの食いつきが「すごく良くなった」と目を輝かせる。優勝した脇元桜とは3打差がついたが、最後は12メートルほどのバーディパットをねじ込み、上位に食い込んだ。

得意クラブはドライバー。152センチから放たれるショットは距離こそ出ないものの、正確性に自信を持つ。今大会もその正確性を武器に、次々とフェアウェイをとらえていった。

最後まで「本当に勝ちたかった」と悔しさをのぞかせる。次戦の「第4戦　PIM Ladies Tournament」（5月20日、栃木県・セブンハンドレッドクラブ）で初優勝を狙う。（文・小池文子）

※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー（共催：株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV）は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。24年は14試合前後が予定。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などにより決められる。