2度のホールインワン未遂に「逆にどうやって外れたのかな(笑)」 畑岡奈紗が目指す“ストップ・ザ・ネリー”

<コグニザント・ファウンダーズカップ 初日◇9日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>

前半の17番パー3。畑岡奈紗がスーパーショットで“魅せた”。「ちょっと狙いよりも引っかけたけれど、傾斜が左からきているのは知っていたのでチャンスがあるかな」。グリーン左奥に切られたピンに対して、7番アイアンでの一振りが左手前に着弾すると、読み通りにコロコロ転がってカップエッジにピタリ。わずかにホールインワンはならなかったが、“お先に”のバーディを奪った。
そんな場面は後半にもあった。6番パー3でまたも7番アイアンを選択。その打球も同じようにホールインワン“未遂”になった。「タップインで逆にどうやって外れたのかなって(笑)。両方とも惜しかったです」。そんなハイライトもあり、6バーディ・3ボギーの「69」をマーク。18位タイにつけた。

「ちょっとボギーも多かったけれど、それ以上にバーディが取れた。60台で回れてよかったです」。狭いフェアウェイに強いラフ、アンジュレーションに富んだグリーンと「メジャーでやってもおかしくないくらいのコース」。悔やむボギーもありながら、しっかりとまとめた。

同地に開催コースが移ってから3回目。2022年は6位、23年は8位に入った。今年もスタートダッシュを切り、やはり好相性を予感させる。その中で修正したいのはグリーン上。29パットにまとめたが、「平らや下りのパットは気持ちよく打てているけれど、上りのパットが少しショート気味。そこは課題」と距離感を調整していきたい。

ツアー史上初の出場6連勝がかかるネリー・コルダ(米国)も同順位につけた。その連勝ストップに名乗りを上げたいと「みんな思っていると思います」。首位のローズ・チャン(米国)は9アンダーと爆発的なスコアもたたき出している。「100点まではいかないですけど常に70、80点をキープしていけばいいところに行けると思う。一ラウンドずつ頑張れれば」と、激しくなりそうな上位争いも冷静に見据える。

あすは雨予報で、グリーンはさらに止まりやすく、上りのパッティングはより重くなりそうだ。「グリーンスピードに気をつけて。ショットは逆にアグレッシブに攻めていけるので継続していきたい」。2日目は午後組でビッグスコアを目指す。(文・笠井あかり)

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