竹内美雪は1W変更で不振脱却　メジャーで今季初予選通過＆60台「今後が楽しみ」

＜ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ　3日目◇4日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース（茨城県）◇6665ヤード・パー72＞

昨年のファイナルQT21位の資格で今季前半戦の出場権を得た竹内美雪が、トータル3アンダー・10位タイで3日目を終えた。「ショットがとてもよくて、特にユーティリティがよかった」と距離が長い茨城GCの東コースを攻略した。
その要因は今週から変えたユーティリティのシャフトとドライバーにあった。これまでユーティリティにはアイアン用のシャフトが入っていたのをユーティリティ専用のシャフトに変え、重さも60グラム台から70グラム台に変更。ヘッドが上から入りすぎるインパクトを改善できた。

さらに、「高く上がりすぎてランがでなかった」ドライバーを、キャディの助言によってロフト角を1度寝かせることにより、出球を低くし飛距離アップにつなげた。メジャー大会を目前に変えるのは勇気がいることだったが、よりいいものを求め、使用クラブのキャロウェイチームやシャフトメーカーと相談。その結果、プレーの流れがよくなったという。

今季出場10試合目にして初の予選通過。そして初の60台をマークしたことについてはチームサポートの影響が大きい。「トレーナーさん、コーチとの微調整があって、様々な面で整ってきている」。日々の取り組みが実を結んでいることで「今後が楽しみです」と意欲を見せた。

国内女子ツアーは「ニチレイレディス」（6月14～16日）終了後に第1回リランキングが行われる。現在メルセデス・ランキングでは0ポイントの竹内にとって、出場優先順位を上げて後半の出場権を狙うためにも今大会でポイントを稼ぎたいところ。予選通過、初60台を自信に変え、「気持ちよく終われるように」最終日も上位フィニッシュを目指す。（文・小池文子）