米ツアー組が軒並み苦戦 西村優菜は修正に自信「あとはテンポだけ」

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇2日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

西村優菜、勝みなみ、古江彩佳。米ツアーを主戦場としている3人が初日に苦しみ、いずれもオーバーパーでの滑り出しとなった。
2021年大会覇者の西村は「最後3ホール以外はショットがひどかった。難しいラウンドだった」。出だしの10番から2連続ボギーを喫するなど、ショットの不振からスコアメークに苦しんだ。

ただ、上がり2ホールは連続バーディ締め。「最後3ホールはなんとか合わせられた。振り切れてた感じがあったので、リズムが良くなったのかな」とあすにつながる好感触は得た。21年の大会制覇もここ東コースでつかんだもの。コースへのイメージもいいだけに「あとはテンポだけ」だというショットの微調整がハマれば、1オーバー・37位タイからの急浮上も狙えそうだ。

勝も西村と同様に連続ボギーで出鼻をくじかれた。14番でのダブルボギーもあり、前半は3オーバーを喫したが、後半では2アンダー。しっかりと修正するあたりはさすがだ。

「なんとか後半に2つ戻せたので、あすにつながるゴルフはできた。調子自体は悪くない。カッコよくアンダーで回っている姿をぜひ見ていただきたいので、あしたはアンダーで回れるように頑張ります」。ファンの声援を受けながら、勝らしいバーディラッシュを目指す。

3オーバーと大きく出遅れてしまったのは、3年ぶり2回目の出場となる古江だ。とりわけ、前半のインコースでは2ボギー・1ダブルボギーの「40」と大苦戦。「体の調子は悪くないんですけど…。ゴルフの調子は悪かった」。

ただ、終盤の4ホールではファンの大歓声を引き出した。6番パー3でようやく初バーディを奪うと、8番から2連続バーディ締め。予選通過に向けて大きい3バーディとなった。

「最後まで諦めずに、いい上がり方ができた。たくさんのギャラリーさんがついてくれて、幸せだな、と感じながら。こんなゴルフじゃいけない、と思いながら。最後まで頑張らせてくれたと思います」

現時点でカットラインを下回る3オーバー・71位タイ。「位置的に(決勝進出へ)怪しいところなので、しっかりアンダー目指して頑張りたい」。久々となる母国での戦い。2日間で去るわけにはいかない。

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