母に最高の誕生日プレゼントを 竹田麗央が史上初の快挙へ射程圏内「いいプレーを見せられるように」

<パナソニックオープンレディース 2日目◇27日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6669ヤード・パー72>

25位から出た竹田麗央はボギーなしの「66」をマーク。首位と4打差のトータル9アンダー・14位タイに浮上し、ツアー史上初となる初優勝からの3週連続優勝に望みをつないだ。最終日の28日はプロゴルファーの母・哲子さんの誕生日。逆転Vで最高のプレゼントを届ける。

初日は後半にパッティングのタッチが強くなりミスがあったと反省の弁を口にしていた。「きょうはラインに乗せるように打つことを意識して、それが良かったと思います」。4番で5メートル、7番で2.5メートルを沈めるなど、前半だけで4つのバーディーを奪った。

一転して後半は惜しいパットの連続でなかなかバーディが奪えなかったが、「そういう日もあるのでパー5で取れればいいかなと思っていました」と冷静だった。16番パー4では残り105ヤードからピッチングウェッジで2メートルにつけて、後半の初バーディー。17番パー5では7メートルのイーグルパットがわずかにショートしたものの、“計算通り”のバーディで終盤にスコアを伸ばした。

スタート時点で目指していたトータル10アンダーには届かなかったが、首位と4打差の射程圏内につけた。「あした次第なので頑張ります。伸ばし合いにしっかりついていきたい。今日が6アンダーだったので、7アンダーは出したいです」。21歳の飛ばし屋にとっては4つのパー5のうち、3つは2オンが狙えるホール。ビッグスコアも十分に可能だろう。

最終日が誕生日の哲子さんに母娘の思い出を聞くと、「小さいころはお手紙をもらったりしましたけど、その後は『おめでとう』という言葉ぐらいですかね。よくプロアマの賞品などの化粧品をくれるので、プレゼントは『それでいいでしょ』と言われてます(笑)」。プレゼントを渡すのは照れ臭いのだろうか。ちょっぴりシャイな竹田の素顔が伝わってくる。

最高のプレゼントはもちろん、逆転優勝を目指し全力でプレーをすること。娘もそれは十分に理解しており、「いいプレーを見せられるように頑張りたいです」と力強く答えた。そこに3週連続優勝という最高の結果もついてこれば、言うことなしだ。(文・田中宏治)

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