ナポリ所属のジョージア代表FWがバルセロナ行き? 来季の残留決断のシャビ監督が高評価か

 イタリアメディアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は26日、同メディアのジョージア語版の情報として、ナポリに所属するジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアのバルセロナ行きの可能性を報じている。

 現在23歳のクヴァラツヘリアは左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤーで、母国のディナモ・トビリシの下部組織出身。2017年9月にトップチーム昇格を果たすと、その後はロシアのロコモティフ・モスクワやルビン・カザンなどを経て2022年夏にナポリへ加入した。昨シーズンは公式戦通算43試合の出場で14ゴール17アシストと躍動し、クラブの33年ぶり3度目のセリエA制覇に大きく貢献した。今季もこれまで41試合に出場し10ゴール8アシストを記録するなど主力として活躍している。

 そんなクヴァラツヘリアを巡っては昨年11月30日に、スペイン紙『アス』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が、同選手は将来的にレアル・マドリードでのプレーを希望していると実父や代理人のコメントとして報道していた。

 しかし、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が今季終了時の退任を撤回し来シーズンの残留を決断したことで、クヴァラツヘリアを高く評価するシャビ監督が同選手の獲得へ向けたアプローチを強めると説明している。

 ナポリとの現行契約を2027年6月末まで残しているクヴァラツヘリアだが、同選手の代理人と、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は来週に会談をする予定となっており、その際に代理人が移籍を求めるシナリオは現実的であると紹介している。

 ラウレンティス会長はクヴァラツヘリアのナポリ残留を望んでおり、現在の年俸150万ユーロ(約2億5200万円)から大幅アップの400万ユーロ(約6億7300万円)を提示しているが、選手本人の希望は500万ユーロ(約8億4100万円)と開きが大きくなっている。また、ナポリが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃す可能性が高いことなどから、クヴァラツヘリアのナポリ残留がかつてないほど疑問視されていると報じられている。

 なお、ナポリはナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンなど現状に不満を抱えた他の選手の売却の可能性も高く、来季に向け大きな変革が行われるかもしれないとしている。

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