バイエルン、ドイツ代表DFターの獲得を画策か…今季はレヴァークーゼンの優勝に大きく貢献

 バイエルンがレヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターに関心を寄せているようだ。24日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在28歳のターは身長195cmの屈強なセンターバック(CB)。ハンブルガーSVの下部組織出身で2013年夏にトップチームへ昇格すると、その後デュッセルドルフへのレンタル移籍を経て、2015年夏にレヴァークーゼンへ加入した。すぐさま主力に定着し、一昨年10月に就任したシャビ・アロンソ監督の下でも3バックの中心的存在として活躍。今シーズンは公式戦通算40試合の出場で6ゴールをマークし、ブンデスリーガ初制覇にも大きく貢献した。

 今回の報道によると、“王座奪還”を期す来シーズンに向けて最終ラインの強化を目論んでいるバイエルンが、ターの獲得に興味を示しているとのこと。クラブ上層部は速さと強さ、高さを兼ね備え、3バックと4バック双方で質の高いプレーを発揮できる同選手を高く評価している模様。ブンデスリーガ優勝の原動力となった今シーズンのパフォーマンスにも感銘を受けており、今夏の移籍市場での獲得を本格的に検討しているようだ。

 ターはレヴァークーゼンとの現行契約を2025年6月末まで残しているものの、選手本人が次なるステップを検討していることから、今シーズン終了後の他クラブ移籍の可能性も否定はできないと『スカイスポーツ』は指摘。バイエルンの他にも国内外の複数クラブがオファーの提示を検討しているようだ。一方で、現時点で他クラブとの具体的な交渉は始まっておらず、評価額も定まっていない模様。レヴァークーゼンは最終ラインの主軸を担う同選手を何としてもスカッドに留めておきたいと考えており、契約延長に向けた動きも見せているという。

 なお、バイエルンは今シーズン限りで退任するトーマス・トゥヘル監督の後任が決定してから具体的な補強方針を決定したいと考えているとのこと。動向を注視していたシャビ・アロンソ監督とユリアン・ナーゲルスマン監督(現:ドイツ代表)の招へいに失敗したなか、現在はオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督への関心が明らかになっている。

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