ドライバー“MAX戦争”が激化! 谷原秀人が「安心感があっていい」と絶賛した未発表モデルとは……

今週の国内男子ツアーは太平洋クラブ御殿場コースを舞台に、DPワールド(欧州)ツアーと共同主管で「ISPS HANDAチャンピオンシップ」が開催される。会場では精力的にドライバーをテストする谷原秀人の姿があった。
契約するプロギアは国内男女の開幕戦から、現行のオレンジラインの『RS』シリーズの後継と見られるブルーのラインが入った『RSX』シリーズを展開。女子の小林夢果は新『RS』、谷原も開幕戦の「東建ホームメイトカップ」では新『RS F』とすでに新モデルを実戦投入している。

今週谷原がテストしていたのは、一見同じモノに見えるがヒール側に『MAX』の文字が記されている。『MAX』といえば海外や国産を含めて多くのメーカーのドライバーにラインアップされており、慣性モーメントが大きくてやさしいモデルとしてプロアマ問わず人気。プロギアでは初の『MAX』モデルとなりそうだ。

未発表モデルのため、同社ツアー担当者に詳細な話しは聞けなかったが、谷原に直撃してみた。

「新しいシリーズは全体的に安心感があっていいですよね。この『MAX』モデルは初めて打ちましたが、より安心感があります。マット仕上げで構えやすいのも好きですね」。昨季2勝を挙げるなど通算19勝を誇る谷原は、以前からクラブにはやさしさを求めている。やはり『MAX』は慣性モーメントが高くやさしいモデルと想像できる。

谷原が打っているところを見ると、カーボンクラウンのヘッドとは違う甲高い音も気になった。「これね、フルチタンみたいなんですよ。僕は昔の人間だからやっぱりチタンの打感や打音のよさは好きです。弾き感もあるし、スピンコントロールもしやすいんです」と、新モデルはフルチタンになると見られる。

谷原のほかにも、通算3勝でトータルドライビング部門上位常連のドライバーの名手・大槻智春も練習ラウンドに持ち込んだ。クラブ契約フリーで主な最新モデルはテストを行ったが、今季開幕戦では長年のエースドライバーのピン『G400 MAX』を使用している。新ドライバーを打つと「いい感じですね。試合で使ってみたいです」と調整を重ねた。

谷原も大槻も実戦投入に向けて前向きだ。今後は女子プロもテストを行う見込み。各メーカーがこぞって展開する『MAX』。プロギアが“MAX戦争”に旋風を起こしそうだ。

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