R・マキロイがPGAツアーの選手理事に再就任? 「もし人々が望むなら…」

<チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ 事前情報◇24日◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7425ヤード・パー72>

25日(木)から始まる米国男子ツアー「チューリッヒ・クラシック」に盟友、シェーン・ローリー(アイルランド)とペアを組み出場するローリー・マキロイ(北アイルランド)は、開催前日に「もし人々が望むなら、もう一度PGAツアーの選手理事に就任しても良い。ぼくは役に立てると思う」と話した。
ことの発端はタイガー・ウッズ(米国)らとともに6人の理事の一人、ウェブ・シンプソン(米国)が「理事を辞職したい。ただしマキロイが戻ってきてくれるのなら」と理事会に手紙を提出したこと。マキロイは昨年11月に「選手生活と家庭に専念したい」として理事を辞職した。

2022年にLIVゴルフが開幕して以来PGAツアーとの対立が深まるなか、マキロイは“反LIV派”として急先鋒に立ってきた。しかし昨年6月、PGAツアーとLIVゴルフを支援するサウジアラビアの政府系ファンドのPIFが統合に向けて骨組みを電撃発表。直前まで知らされていなかったマキロイは不満を見せていた。また週に何時間も話し合いに時間を費やすことにも疲弊していたと見られる。

だが、昨年12月末までに決定されるはずだった「統合合意」はいまもなされていない。「この8カ月の間、大きな進展がない。早く進むことをとても望んでいるから、役に立ちたいと思う。ただし、もし人々がぼくにそれを望むならだ」と付け加えた。マキロイが再び理事に就任するには、“投票”が必要となる。マキロイが辞任したあと、2024年末の任期にはジョーダン・スピース(米国)が選出された。

そのスピースとマキロイは、PGAツアーがストラテジック・スポーツ・グループ(SSG)から数十億ドル規模の投資を受けたのち、PIFとの契約がまだ必要かどうかをめぐって意見の違いが公となっている。

スピースは「ストラテジック・スポーツ・グループとPGAツアーが手を組んだことで、PIFと合意する必要はないのでは」という見解を示しているが、マキロイは「統一がゴルフにもたらすメリットや、特にPGAツアーにもたらすメリットを人々に理解してもらいたい」としている。

マキロイは「われわれは基本的にはゴルファーだ」とし「150億ドルのビジネスは、ビジネスを行うひとに任せればいい」としたが、「いまはとても重要な時期と認識している。ぼくはとても多くのことを気に掛けている。望まれるのなら喜んで復帰する」と話した。(文・武川玲子=米国在住)

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