「歯を食いしばって打つ」「口を開けて打つ」ドライバーはどっちが飛ぶ?【気になるギモン調査隊】

ドライバーで飛ばすには歯を食いしばって打つ方が良いのか、それとも口を開けるくらいリラックスして打つ方が良いのか。ちょっと気になるけど、まあそんなに大事でもないかもしれない疑問を大真面目に調査した。結論から出すと、プロもアマも一番飛んだのは歯を食いしばって打ったとき。プロはヘッドスピードが0.8m/s、アマは0.6m/s上がって、どちらも約6ヤード飛距離が伸びた。
これについてプロゴルファーの飯沼大輔は、「歯を強く食いしばると腕や肩に力が入るので、可動域が狭くなって飛ばなくなると思っていました。しかし、実際には体に力が入ることでスイングスピードがアップ。力んだ分、球がバラつきましたが、明らかに飛距離が伸びました。逆に、口を開けて打つと体から力が抜ける感じがして、スイングスピードも飛距離も落ちました」と離す。

これに対し、アマチュアの鈴木忠さんは歯を食いしばっても、口を開けて打っても飛距離がアップ。  

「歯を食いしばって打つと、インパクトで当たり負けせずボールを強く叩けますね。ただ、口を開けて打つと素振りのようにスムーズに振れて、ヘッドスピードもミート率が上がりましたし、こちらの方が違和感がなかったです」という。結果的に歯を食いしばると飛距離は伸びるが、意識的に嚙む力を変えて打ってみることで、より自分に合う感覚がつかめるかもしれない。
また、より強く食いしばれるようにマウスピースを着けて打ってみると、2人ともマウスピースなしで歯を食いしばったときよりも方向性が若干良くなったが、飛距離はほぼ同じという結果に。歯の嚙み合わせなどの問題がない場合、明らかに飛距離が伸びるほどの効果はないようだ。ちなみに、マウスピースはプレー中、歯を守るために着けるのはOKだが、飛距離や方向性を向上させる目的で着けるのはルール違反なので注意しよう。

プロ:飯沼大輔
いいぬま・だいすけ/1978年生まれ。2015年にプロ入りし、現在は「Accuracy Golf Studio」で代表を務める。持ち球はフェードでドライバーのヘッドスピードは47m/s

アマチュア:鈴木 忠さん
すずき・ただし/1969年生まれ。平均スコア96、ゴルフ歴23年、ラウンド数は月4回。持ち球はストレートから軽いドローでドライバーのヘッドスピードは39m/s

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