第二次大戦後では初の敵機撃墜を記録! ドイツ海軍のフリゲート「ヘッセン」が母港に帰還へ

EUでの共同作戦に参加。

任務中にはフーシ派のドローンを撃墜

 ドイツ海軍は2024年4月21日、紅海で商船防衛についていたザクセン級フリゲート「ヘッセン」が、58日間の任務を終え、母港のあるヴィルヘルムスハーフェンへの帰路についたと発表しました。

 同艦は紅海での商船防衛任務「アスピデス作戦」に参加するため、フランスやイタリア、ギリシャなどの艦艇とともに任務についていました。 同作戦は、イスラエルのパレスチナ自治区のガザで、イスラエルと戦闘中のイスラム組織「ハマス」に連帯を示しているイエメンの反政府勢力「フーシ派」が紅海を航行する商船をドローンや巡航ミサイルで繰り返し攻撃していることを受け、アメリカ、イギリスなどとは別に欧州連合(EU)が主導した商船防衛作戦です。 ドイツ海軍の発表によると、「ヘッセン」はアスピデス作戦中に、総トン数約130万トン、計27隻の商船に随伴し、危険海域を安全に通過させたとのことです。その際、計4回のフーシ派によるものと思われる攻撃を撃退し、攻撃に使われたドローンを数機撃墜しました。 なお、ドイツ海軍が敵機を撃墜するのは、第二次世界大戦後に海軍が再建されて以降は初めての戦果となるようです。「ヘッセン」は5月初旬に母港へ帰港し、8月上旬には同じくザクセン級の「ハンブルク」を率いて紅海で再び任務につく予定です。

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