「新大阪駅ほぼ直結高速」実現間近? 新御堂筋の“ぐるぐるランプ”が見えてきた 「淀川左岸線」万博の準備着々

2025年大阪・万博で、会場シャトルバスのルートとなる阪神高速「淀川左岸線(2期)」の工事が進んでいます。その要となる新大阪駅に近い出入口の工事では、弧を描くランプのカタチが見えてきました。

「新大阪駅ほぼ直結高速」まもなくカタチに?

「新大阪駅に高速道路ほぼ直結」を実現する出入口の建設が進んでいます。2024年4月現在、新御堂筋の新淀川大橋南側に、新しい高速道路へ通じる出入口の弧を描くランプの姿が現れつつあります。

 その新しい高速道路とは、阪神高速の湾岸線から淀川沿いを東西に結ぶ計画の「淀川左岸線」の延伸部です。既存の海老江JCTから新御堂筋までを結ぶ4.4kmの2期区間は、2025年大阪・関西万博の際に、未完成のまま、万博会場までのシャトルバスなどのルートとなることが予定されています。 淀川左岸線2期の大部分は地下トンネルで構成されますが、この万博開催時は、一部トンネルの“蓋”ができていない状態のところを走ったり、一部は地表面を経由したりするという、まさに暫定的な姿で使われる予定です。 逆に言えば、それほどこのルートの整備効果が大きいということ。そして、そのキモとなるのが、新大阪駅付近にできる「豊崎出入口」です。 豊崎出入口は新御堂筋に直結。対岸の新大阪駅も専用ランプで新御堂筋と直結しており、淀川左岸線と新大阪駅は信号を介さずに直結する構造となるのです。豊崎からは、淀川左岸線2期区間、開通済の1期区間を経て、万博エリアの人工島の入口となる湾岸舞洲まで直通します。 淀川左岸線は豊崎からさらに東へ、近畿道・第二京阪道路が交わる門真JCTまでの8.7kmの延伸部についても工事が進んでいます。ここができれば、内陸部の枚方学研IC(第二京阪)から湾岸舞洲までの所要時間は、混雑時で55分から20分短縮の35分になるとされています。 豊崎出入口付近では2024年4月現在、新御堂筋からランプへ分岐する箇所の橋桁架設が進められているほか、地下部分の躯体工事も進んでいます。弧を描くランプに沿って橋脚も立っています。 万博後も淀川左岸線2期の工事は続きます。現在のところ開通は2032年度の予定です。

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