将来は江ノ島へ直結「横浜藤沢線」 起点側の進捗は? 付近には“跨ぐ道路ない”巨大歩道橋

用地取得はほぼ済んでいます。

計画は壮大

 横浜市の道路局建設部建設課は2024年4月、都市計画道路「横浜藤沢線」の整備について、3月末時点の進捗を公表しています。この道路は、港南区の環状2号を起点に環状3号、横浜環状南線、環状4号と交差して、江ノ島の鵠沼海岸までを結ぶ全長14.3kmです。 このうち天谷大橋際交差点~上永谷配水池~桂町戸塚遠藤線間の1.9kmあまりで事業が進んでいます。付近には2009(平成21)年7月に一部で供用開始した「ひまわり歩道橋」がありますが、これが跨ぐのが横浜藤沢線です。そして歩道橋へのスロープは、周辺の高低差を克服するため、野庭側で6段つづら折りとなっています。コンクリートの擁壁とスロープは、遠くからでもよく目を引きます。 市によると事業進捗率は、天谷大橋際交差点~上永谷配水池間が84%、上永谷配水池~桂町戸塚遠藤線間が70%とのこと。用地取得率は、前者が100%、後者が99%だそうです。事業は2025年度までが予定されています。 整備効果としては、横浜市の南部地域における交通混雑の緩和を図るだけでなく、ほかの都市計画道路とネットワークを形成し、交通流を分散させることを挙げています。ただ全線を見ても、開通している区間は鎌倉市の関谷から藤沢市の川名までなど部分的です。

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