ミラン、今季限りでピオリ監督と決別か…後任候補の筆頭はロペテギ氏?

 ミランは今シーズン終了後に監督交代を行う可能性が高いようだ。20日、イタリアメディア『スカイスポーツ』などが報じた。

 2019年10月に就任したステファノ・ピオリ監督のもと、2021-22シーズンに11年ぶりとなるセリエA制覇を果たしたミラン。ついに長いトンネルから抜け出し、昨シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4フィニッシュも果たした。

 ピオリ体制5年目となった今季は、CLで“死の組”を勝ち抜けることができずにヨーロッパリーグ(EL)へ。しかし、先日に行われたローマとの同国対決で敗れ、準々決勝での敗退が決まった。また、セリエAでは首位を独走するインテルに勝ち点差「14」をつけられており、21日に行われる“ミラノ・ダービー”で敗れると、眼前で宿敵に優勝を決められてしまう。

 19度目のスクデット獲得に導いた功績が評価される一方で、戦術的な引き出しの少なさに批判が集まることも多々あり、ミラニスタも擁護派と解任派で意見が分かれている。そんななか、ピオリ監督の命運を握るチーフスカウトのジョフレイ・モンカダ氏、アドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモヴィッチ氏、ジョルジョ・フルラーニ会長は、2025年6月30日まで契約を残す指揮官を今シーズン限りで解任することに傾いているという。

 そして後任候補の筆頭に挙がっているのが、57歳のスペイン人指揮官、フレン・ロペテギ氏だ。『スカイ』によると、かつてスペイン代表やレアル・マドリード、セビージャなどを率いたロペテギ氏は、すでにミランと年俸400万ユーロ(約6億6000万円)の3年契約で口頭合意に至っているようだ。

 ただ、ロペテギ氏の招へいは決定事項ではなく、さまざまな候補者が検討されている段階だという。『スカイ』は、バルセロナのシャビ監督、スポルティングのルベン・アモリム監督、ポルトのセルジオ・コンセイソン監督、今季限りでバイエルンを去るトーマス・トゥヘル監督、アストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督、ブライトンのロベルト・デ・ぜルビ監督らの名前を挙げている。

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