シニア10戦目でも初Vお預け 3打差2位の片山晋呉「勝てないね~、何かが足りない」

<ノジマチャンピオンカップ箱根 最終日◇19日◇箱根カントリー倶楽部(神奈川県)◇7060ヤード・パー71>

シニア10戦目でも初優勝は遠かった。昨年シニアデビューを果たした永久シードの片山晋呉は、首位と2打差の8位タイからスタート。5バーディ・2ボギーの「68」をマークしたが、優勝の兼本貴司に3打及ばず2位タイで終わった。
今季もレギュラーとシニアを掛け持ちする片山。一足先に開幕したレギュラーツアーの「東建ホームメイトカップ」では、最終ラウンドに「64」をマークして17位タイに入るなど存在感を見せた。

ゴルフの調子を維持してシニアの開幕戦を迎えた。初日好位置で滑り出し、2打差を追って出た最終日も、片山らしいプレーを見せた。2番パー3で1メートルにつけてバーディ。3番パー4は2打目をグリーン奥に外して難しい状況から1メートルに寄せてしのぐと、4番パー4では1メートルほど右に曲がる2メートルのバーディパットを流し込んだ。

ジワジワと首位に迫り、2オンに成功した8番パー5で一時は首位タイに並んだ。しかし、大事なバックナインでは箱根特有の巻く風に翻弄されて2つのボギーをたたくなど追撃及ばず。優勝した兼本貴司は、2日続けてベストスコアをマークして強さを見せた。

2日間「67」、「68」と内容的にもスコア的にも悪くない。「ゴルフは全然いいんですよ。だけど勝てないね~。みんなうまいですよ」と明るく話す。

昨年シニアデビューを果たした片山は9試合に出場。「福岡シニアオープン」では宮本勝昌とのプレーオフに敗れて2位を含む5回のトップ10入り。レギュラーで最前線で戦う片山でも簡単に勝てる舞台ではないということだ。

シニアツアーはレギュラーツアーとセッティングが違い2日間、3日間競技と短期決戦が多いのも特徴の一つである。昨年シニアに参戦して“シニアの戦い方”を経験した。「(開幕戦で2位は)いいんじゃない。(勝てないのは)しょうがない。しょうがないしかない。悪いところがないので、何をどう詰めていくってことがないので。何かが足りないね」。

ゴルフは勝ちより負けの数のほうが多い競技。それを重々承知しているのが片山だ。まだ優勝を手にできていないが、優勝するための準備は整っている

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