どんなライでもお構いなし! 若きタイガー・ウッズが見せた驚異のバンカーショット

米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。1999年、若きタイガー・ウッズ(米国)が見せた驚きのバンカーショットを動画で公開した。
「1999年のRBCヘリテージでタイガー・ウッズが放ったこのバンカーショットは常識外れなものでした」と記した投稿。動画では傾斜の強いラフからポトリと転がり落ちたのか、フェアウェイバンカーの縁ギリギリに止まってしまったボールを打つタイガーの姿が映されている。

スタンスとボールの高低差は50センチほどだろうか。ヒザを深く曲げて腰を落とし、グリップはヒザよりも低い位置になっている。しかし厳しい体勢でもボールをしっかりととらえると、左手一本でクラブを高く掲げるようにフィニッシュ。そして傾斜のために身体は右に傾いていくと、その勢いでバンカーを走り抜けていった。
この難しすぎるバンカーショットでもボールは確実にグリーンオン。そのままピンそばにまで転がっていくというスーパーショットを見せてくれた。

この動画を見たファンは、「クオリティの高い選手だ」「いいぞ、やったね!」「クレイジー・グッド!」など称賛のコメントを寄せていた。中には「タイガーがブカブカのウェアを着ていた、古き良き時代だね」と当時を懐かしむ人もいた。

アマチュア選手として大活躍を見せたタイガーは1996年8月に大学を中退してプロ転向。10月には早くも2勝を挙げた。97年には「マスターズ」初優勝を飾り、賞金ランキング1位に。そして動画が撮られた99年には米ツアー21試合に参戦、すべて予選を通過しメジャー大会「全米プロゴルフ選手権」を含む8勝を挙げている。まさに新星タイガーが頂点に上り詰めた時代だった。

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