中原街道の名物クランク解消へ… 新道建設の進捗は 東横線側は一部で拡幅済み

「カギの道」とも。

現代にはそぐわないクランク

 川崎市は2024年4月8日(月)、神奈川県道45号「丸子中山茅ヶ崎線」の小杉御殿工区(中原区)について、3月末時点の事業用地取得進捗率を公表しました。道路はいわゆる中原街道で、同工区には「カギの道」とも呼ばれるクランクがあり、道幅も狭くなっています。 工区名の通り、ここには江戸時代、徳川家の小杉御殿が置かれました。古くからの街道筋であった中原街道は、敵の侵入を防ぐべくあえて見通しの悪いクランク状とされ、現在に至ります。ただしクルマも人も通る現代では、幹線道路のクランクは危険です。市は小杉十字路~小杉陣屋町間650mあまりを、新道に付け替えたうえ拡幅する事業を行っています。 市によると、事業用地取得進捗率は91%とのこと。工区のうち東急東横線側(小杉陣屋町)は拡幅工事が済んでおり、クランクから先も半分ほどは、クルマの通り抜けこそできないものの、道路用地がはっきり分かります。小杉十字路側では、まだ一部の住宅などが残っています。 なお、新道が接続する小杉十字路交差点でも、交差する国道409号(府中街道)で拡幅工事が進められています。

externallink関連リンク

【地図】どうなる? クランク解消の新道ルート “タワーがない側”の長津田駅前 ロータリー整備の進捗は バス/タクシー/歩行者を分離へ 川崎の「第三京浜」に“できるはずのIC”結局どうなった?
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)