サンチョ、テン・ハフ監督の去就次第でマンU復帰を希望? クラブ側は売却を第一優先に据えている模様

 マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントにレンタル移籍中のイングランド代表FWジェイドン・サンチョは、来シーズンどのクラブでプレーすることになるのだろうか。16日、イギリスメディア『i』がレンタルバックの可能性について伝えている。

 現在24歳のサンチョはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2017年夏にドルトムントへと完全移籍加入を果たした。同クラブで前線の主軸に定着し、公式戦通算137試合出場50ゴール64アシストという成績を残すと、2021年夏に8500万ユーロ(約140億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへと加入。今シーズンのプレミアリーグでも開幕から3試合連続で起用されていたものの、指揮官を務めるエリック・テン・ハフ監督との関係が悪化し、トップチームの構想から外れたことで、今年1月に古巣ドルトムントへのレンタル移籍を決断した。
 
 シーズン途中に2年半ぶりとなるドルトムント復帰を果たしたサンチョ。加入以降はここまで公式戦13試合出場2ゴール1アシストの成績を残し、クラブの11年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出に貢献した同選手だが、一部メディアからは本人が今季終了後もドルトムント残留を希望していると伝えられていた。

 そんななか、『i』はサンチョがマンチェスター・ユナイテッドへのレンタルバックを望んでいると報道。同選手の関係者によると、テン・ハフ監督が今夏にクラブを去った場合、サンチョは“赤い悪魔”で再出発する意志を持っているようだ。また、サンチョがマンチェスター・シティの下部組織に所属していた際の監督であり、マンチェスター・ユナイテッドの次期テクニカル・ディレクター候補と報じられるジェイソン・ウィルコックス氏も、サンチョにチャンスを与えることに前向きである模様。一方で、クラブ側は同選手の売却が第一優先だと考えていると主張した。

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