阪急の“型破り車両”登場!金の阪急マークの「1扉車」 有料サービス「PRiVACE」かなり豪華だった!

阪急電鉄が2024年7月から有料座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」に導入予定の新型車両がついに姿を現しました。有料にふさわしい特別感・贅沢感がたっぷりでした。

プライベート感ある車内がポイント

 阪急電鉄初の有料座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」に使われる車両が2024年4月16日、報道関係者に公開されました。PRiVACEは7月に、大阪梅田駅から京都河原町駅を結ぶ京都線の特急の一部に導入される予定です。

 PRiVACEの車体は、ほかの車両と同じマルーンカラーです。一般車両との違いは、車体下部のゴールドのラインと、側面中央に配置された「1扉」であること。扉はステンドグラス風のデザインが施されているほか、車体下部の阪急のコーポレートマークもゴールドを使用していて、全体的に特別感が漂います。 車両内部は、2列+1列の3列シートを採用。各列に窓を配置しているため、1列側は窓のブラインドの上げ下げなどで周囲に気を遣う必要はほぼありません。自分専用の車窓のような感覚で景色などを楽しめます。 2列シートの中央部分にはパーテーションがあり、座席頭部は側面に大きく張り出したデザインになっているため、2列の座席であってもプライベート感があるのが特徴のひとつです。

まずは1時間2~3本で運行スタート予定

 座席回りの機能も充実しています。背面をリクライニングすると座面が連動して動き楽な姿勢を取れるほか、読書灯や充電用コンセント、ドリンクホルダー、荷物用フック、テーブルなどが装備されています。床にはカーペットが敷かれているため、ほかの乗客の足音などに煩わされることもありません。 PRiVACEは、阪急電鉄が11年ぶりに新造する2300系(2代目)と、現在京都線の特急として運行している9300系の一部編成の大阪方から4両目に設定されます。PRiVACEを設定した特急には、PRiVACEの「P」をデザインしたヘッドマークが付けられます。

 PRiVACEの運行は、まず2300系1編成、9300系6編成の合計7編成で、1時間あたり2~3本からスタート。その後順次編成を増やし、2025年頃には12編成、1時間4~6本に拡大される予定です。なお、利用には乗車区間の運賃に加えて500円(税込)の座席指定料金が必要です。事前に専用ウェブサイトで予約する必要があります。 阪急電鉄の都市交通事業本部運輸部の加藤さんは、今回の公開にあたり「日常の中のちょっとした上質感、贅沢感という阪急らしさにこだわりました。自分へのご褒美として通勤に使うのはもちろん、お出かけのときにも使っていただければうれしいです」とコメントしました。

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