「行ってみたい(笑)」 五輪まで残り100日…古江彩佳がパリを目指す“らしさ全開”のモチベーションは?

<シェブロン選手権 事前情報◇16日◇ザ・クラブ at カールトン・ウッズ(テキサス州)◇6889ヤード・パー72>

現在ツアーのポイントランキングで770.058ptの3位につける古江彩佳が、メジャーでの上位争いを誓った。すでに14日(日)にはコース入り。その日に9ホールをプレーすると、月曜日に18ホール、さらにプロアマがあった火曜日にもアウト9ホールを回るなど順調に調整を進めている。
ツアーがオープンウィークだった先週は、しっかりと休養にも時間を割きコンディションを整えた。その週に行われていたマスターズも「ちょこちょこと、ニュースを見るぐらい」という程度。これまではメジャー前も試合に出場し、そのなかで状態を上げてきたが、今回は変則的ともいえる過ごし方だった。本来であれば「自分の感覚がよりよくなる」と連戦で臨むのが理想だという。それでもゴルフの状態について聞かれると「ボチボチです」と、いつもと変わらない答えをするところを見ると、感触は悪くなさそうだ。

17日(水)は、パリ五輪開幕まで残り100日という節目の日。古江はこの祭典出場についてシーズン当初から強い意欲を示してきた。ゴルフの日本代表は、世界ランキングを基にした五輪ランキングにより決定。原則、各国上位2人がメンバーに選出されるなか、現在古江は畑岡奈紗に次ぐ日本勢2番手につける。とはいえ世界ランクは畑岡18位、古江22位続き、笹生優花25位、山下美夢有26位と混戦状態。ポイントが大きいメジャー大会で後続との差を開いておきたい。

「(五輪への)意識はずっとある。トップを維持しないとランキングも上がっていかないので。(ランクを)ジャンプアップするにはやっぱりメジャーが1番大事。しっかり頑張りたいという位置かなと思ってます」。テキサスで改めて五輪への思いも語った。さらに、こんなモチベーションの存在も。「五輪にも出たいですけど、ディズニーランド(パリ)にも行ってみたい(笑)。頑張るしかないですね」。ひとりのディズニーファンとしても、そこを外すわけにはいかない。

そのためにも、「トップ10をしっかり狙っていけたら」と、まずはここで上位争いをする自分の姿をイメージする。今季は8戦中4試合でトップ10を射止める安定感を誇る。通算2勝目をメジャーで手にすれば、2つの楽しみが待つパリ行きのチケットに大きく近づくことになる。(文・間宮輝憲)

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