痛恨黒星で首位陥落も…ライスはCLバイエルン戦での“再起”を誓う「絶好のチャンス」

 アーセナルに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスが、完敗を喫したアストン・ヴィラ戦を振り返った。15日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第33節が現地時間14日に行われ、アーセナルは本拠地『エミレーツ・スタジアム』にアストン・ヴィラを迎えた。序盤から主導権を握ったアーセナルは司令塔マルティン・ウーデゴーアを起点に猛攻を仕掛けるも、“古巣対戦”のGKエミリアーノ・マルティネスの好守もあり、無得点で試合を折り返す。すると、後半はアストン・ヴィラにペースを握られ、終盤の連続失点により、0-2の完封負けを喫した。

 2024年に入ってからのリーグ戦初黒星により、マンチェスター・シティと「2」ポイント差の2位へ転落したアーセナル。ここまで公式戦44試合に出場し、中盤の要としてチームを支えているライスは「僕たちにとって痛手だ。マンチェスター・シティに『2』ポイント差を付けられたのは明らかに良くないことだよ」と前置きしつつ、痛恨の敗戦を次のように振り返っている。

「この試合で何も得られなかったのは本当に腹立たしい。たとえ勝てなかったしても、負けずにポイントを獲得することができたからだ。結果は非常に残念だよ。前半のうちに試合を決められなかったことが最大のポイントだと思う。スペースを作れていたし、チャンスもあった。このような試合ではそのうち1つか2つを確実に決めなくてはならない。結果的に、それが僕たちを苦しめることになった」

 これでリーグ戦は残り6試合。今後はチェルシー、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドと“ビッグ6”との対戦が控えているが、20年ぶりの優勝に向けて勝ち点を落とすことは許されない。ライスはリヴァプールがクリスタル・パレスに敗れたことを念頭に「最終盤にも紆余曲折があるだろう」としつつ、「僕たちはポジティブでいなければならない。まだまだ良いことが起こる可能性はある」と強調。その上で、ミッドウィークに控えるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのバイエルン戦が、“再起”に向けたチャンスになると語った。

「リアクションを示すのには完璧なゲームだし、僕たちの個性やリーダーシップを発揮する絶好のチャンスだと思っている。1月から素晴らしい成績を収め、多くの試合に勝利し、クリスマス後の連敗から地位を取り戻した。今度のリアクションはバイエルン戦から始まる。それに向けた準備に努めるよ。CL準決勝に進出するチャンスだし、特別な夜になるだろう。なぜ僕たちがこの場所にいるかを示す時が来たんだ」

 CLベスト4進出がかかったバイエルン戦は、日本時間18日の午前4時にキックオフを迎える。

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