12連覇逃したバイエルン、来季指揮官にジダン氏を招聘か…すでに代理人は接触と報道

 バイエルンは来シーズンに向けて、ジネディーヌ・ジダン氏を新たな指揮官に招へいする可能性があるようだ。14日付けでスペイン紙『アス』が報じている。

 14日に行われたブンデスリーガ第29節の結果、レヴァークーゼンに初優勝を許したバイエルン。12連覇を逃した今シーズンの戦いから巻き返しを図る来シーズンに向けて、今シーズン限りで退任するトーマス・トゥヘル監督の後任を探しているようだ。そしてその候補として、かつてレアル・マドリードを率いたジダン氏の動向を注視しているという。

 現役時代もプレーしていたレアル・マドリードの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせたジダン氏は、2016年1月にトップチームの監督に就任。シーズン途中からの指揮ながらチームをUEFAチャンピオンズリーグ優勝に導くと、そこから前人未到の同大会3連覇を達成した。その後退任と監督復帰を経て、2021年5月に辞任してフリーの現在に至る。

 今回の報道によると、すでにバイエルンはジダン氏の代理人と接触し、クラブが関心を寄せていることを伝えたという。同氏に対してはユヴェントスやパリ・サンジェルマン、フランス代表などこれまでいくつかのチームの接触が噂されてきたが、いずれも実現には至らず。それでもジダン氏は以前メディアの前に姿を現した際、「何が起こるか分からないが、現時点では別のことに取り組んでいる。ただ、私はベンチに戻ることを確信している。コーチに戻りたいね」と意欲を示しており、その動向に注目が集まっている。

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