狙うは賞金ランク4位以内 55歳・手嶋多一「海外メジャーに出たい」

<岐阜オープン 初日◇13日◇各務原カントリー倶楽部(岐阜県)◇6823ヤード・パー72>

13日から開催されている「岐阜オープンクラシック」(岐阜県・各務原カントリー倶楽部)。シニアツアーにも出場している手嶋多一が、レギュラープロも出場するこの大会で、5アンダー・7位の好位置で決勝に進出した。
「各務原カントリー倶楽部は、僕らシニア世代にとっては距離が短いので(総距離6823ヤード)、やさしいですね。でも、グリーンはみんなが言う通り『速い』ので、気を付けないと3パットをいくらでもしちゃいますね」

石坂友宏や杉浦悠太らレギュラーツアーで活躍するプロらが口をそろえていうのが、各務原CCの高速グリーンの難しさだ。

「グリーンは乗せどころを気を付けないと、ボギーを打ってしまいます。きょうはたまたまピンの下に付けて上りパットを作れたので、パットが入ってくれました。あすの決勝ラウンドも頑張りたいです」とラウンドを振り返った。

今シーズンの目標を聞くと、次のように答えてくれた。

「来週からシニアツアーが始まるので、なんとか結果を出して賞金ランク4位までに入りたいです。宮本勝昌プロとか藤田寛之プロがシニアの海外ジャーに出たように、僕も海外メジャー(賞金ランク4位以内に与えられるのは、「全米プロシニア」と「全米シニアオープン」の出場権)に出場したい」

そのための課題はティショットにあるという。「方向性が不安定なので、まずはそこを直したいと思っています。いつもは左右に球が散ってしまいますが、きょうはフェアウェイに収まった。なんとかこの調子でいきたいですね」。

ツアー通算8勝を誇るベテランが、まずは岐阜の地で優勝をつかめるか。最終日の戦いから目が離せない。

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