マスターズとそのファンに愛されるステーキ屋さん “非公認の19番ホール”

<マスターズ 事前情報◇10日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

マーク・クミンズ氏とヘンリー・シーア氏の共同経営によって、1986年オーガスタで開業した「TBonz Steakhouse(ティーボーンズステーキハウス)」はトーナメントキャディや、テレビ関係者、海外セレブらと交流できるステーキハウス。地元では試合後に訪れるお客さんが多いことから、オーガスタ“非公認の正式19番ホール”の愛称で親しまれ、今年も事前予約でいっぱい。オーガスタで一番のステーキというも呼び声も高い。
マスターズの週は、メニューもマスターズ仕様。行列を抑えるために品数を減らし、ティーボーンズのメニューからは“ティーボーン”ステーキが消える。ただ、代わりに提供される6オンスと8オンスのCABフィレや、14オンスのリブアイステーキも多くの人に愛され続けている。

さらに、シーア氏は昨年事業を拡大。お店の隣にイートインのある精肉店「マリーズ・マーケット」をオープンさせた。「お客さんはいつもお肉を買いたがっていた。地元のお客さんにはたまに売っていたけど、いいお肉なら一般のお客さんにも売れると思った」と、シーア氏は今年1月に米メディアで語った。

しかし昨年10月、クミンズ氏が66歳で死去。その知らせを受けて、2008年大会覇者のトレバー・イメルマン(南アフリカ)はX(旧Twitter)で「とても残念なニュースだ。マークはオーガスタとマスターズウィークのレジェンドだった。彼がいたティーボーンズはいつも楽しかった。ご冥福をお祈りします」と投稿した。

もともと、夜遅くまで飲んでいたキャディたちのためにお店を開けていたクミンズ氏のおかげで、レストランの評判が広がった。クミンズ氏のいない体制で迎える初のマスターズ。今年のティボーンズはより多くのファンであふれるだろう。

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