球がつかまらない原因はボディターン!? 藤田さいきが考える“良い手打ち”と“悪い手打ち”の違いとは

「手打ちは飛ばない」「手打ちは曲がる」。レッスンではしばしば悪者として登場する“手打ち”。その一方で、“ボディターン”を意識し過ぎて手が使えず、ボールがつかまらないゴルファーが増えている。4月11日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA890号の特集では、“良い手打ち”と“悪い手打ち”の違いについて藤田さいきに取材している。
「ボディターンを意識しすぎるのは危険です。体を開いてしまったらフェースをコントロールできません。とにかく球をつかまえることができない。振ったらスライスしか出ないし、チョロでも何でも出ます」と藤田は警報を鳴らす。

ピッチングウェッジなどのショートアイアンはそれなりに真っすぐ飛ばせても、ドライバーのようにクラブが長くなると振り遅れの症状は顕著に出る。「そんな症状に心当たりがある人は、フェース面を構えたラインに戻す作業を手でしなければならないんです。手を使わないと上手くなりませんよ」。

手を使うと言っても、良い手打ちと悪い手打ちがある。その違いは?
「ほとんどのアマチュアの方は、手首でクラブをこねるのがつかまる動きだと勘違いしている。それだと右肩が前に出てフェースをスクエアに戻すのが難しいんです。私が考える良い手打ちは、肩から先の腕全体を使って、ボールを包み込む動き。フォローで右手首と左手首をくっつけるイメージで振っていくと、右肩が前に出ないし、左肩が後ろに引けることもないので体が開きません」

結果として、腕全体を使ってボールをつかまえると、自然と体も使えてくる。先に体で振ろうとすると腕はついてこないが、腕でつかまえる動きを先に覚えると体もついてくるのだ。「良い手打ちはフェースにボールに当たっている時間が長くなるので、曲がり幅も少なくなります。最初はクラブを握らないシャドースイングや、クラブを胸の高さで振る水平素振りで、腕全体でボールを包み込む動きを確認してみてください」。

■藤田さいき
ふじた・さいき/1985年生まれ、静岡県出身。10年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」など、ツアー通算6勝を挙げているベテラン。今季は日本人最年長シードとなる38歳でツアーを戦う。
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