決定力不足が響き首位陥落も…遠藤航は切り替えを強調「前進し続ける必要がある」

 リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航がマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。8日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。

 現地時間7日に行われたプレミアリーグ第32節で、マンチェスター・ユナイテッドの本拠地『オールド・トラッフォード』に乗り込んだリヴァプール。序盤から攻勢を強めると、23分にコロンビア代表FWルイス・ディアスのゴールで先制。しかし、その後のチャンスを生かせずにいると、後半に入り67分までに逆転を許す。84分にエジプト代表FWモハメド・サラーがPKを沈め追い付くも、勝ち越すことはできず2-2で試合を終えた。

 90分間を通しての総シュート本数は、マンチェスター・ユナイテッドの9本に対してリヴァプールは28本。ボール保持率も62%を記録するなど、終始ゲームの主導権を握ったものの、決定力不足が仇となり、白星を逃した。この結果、勝ち点では並んでいるものの、前日に勝利したアーセナルを得失点差で下回り、リヴァプールは2位へ転落している。

 試合後、チームを率いるユルゲン・クロップ監督は「明らかに勝てるはずだった。我々は試合をコントロールし、先制点を奪った。もっとゴールを奪えるはずだったが、ミスを犯し、相手チームにそれを突かれてしまった」と言及し、ドローという結果を嘆いた。アンカーで先発起用され、69分まで中盤で攻守に奔走した遠藤も指揮官と同じような意見を述べつつ、次節以降への切り替えを強調している。

「前半はチャンスが多かったので、ドローという結果は残念です。もっと良いプレーができたし、もっと得点を奪えたと思います。試合の序盤から力強くスタートする必要があることは理解していました。実際にできていましたが、チャンスはたくさんあったので、前半にもう少しゴールを決めていれば、結果は変わっていたでしょう。しかし、もう起こってしまったことなので、前向きな姿勢を保ち、前進し続ける必要があると思います」

 アーセナルに首位の座を譲り、3位マンチェスター・シティとの勝ち点差も「1」に縮まったリヴァプール。次節は本拠地『アンフィールド』でクリスタル・パレスと対戦する。

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