バイエルンに朗報! 守護神ノイアーやサネら5選手が練習合流…CLアーセナル戦で復帰?

 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝を控えるバイエルンに、続々と負傷離脱者が戻ってきているようだ。8日、『ビルト』や『スカイスポーツ』など複数のドイツメディアが伝えている。

 トーマス・トゥヘル監督体制2年目を迎えた今シーズンは、序盤から不安定な戦いが続いているバイエルン。DFBポカールでは2回戦で3部所属のザールブリュッケン相手に不覚を取り、12連覇を目指すブンデスリーガでも、第28節ハイデンハイム戦に敗れたことにより、首位レヴァークーゼンとの勝ち点差が「16」に拡大した。残り6試合での逆転は極めて困難であり、現実的に獲得可能なタイトルは、ベスト8に進出したCLのみとなっている。

 ベスト4進出をかけた準々決勝で激突するのはアーセナル。公式戦2連敗中という苦しい状況のなか、現地時間9日には敵地『エミレーツ・スタジアム』でのファーストレグに臨む。“無冠”という屈辱は何としても避けたいところだが、チーム内では先月のインターナショナルウィーク明けから負傷者が続出。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーや同MFアレクサンダル・パブロビッチ、同FWレロイ・サネ、モロッコ代表DFヌサイル・マズラウィ、フランス代表FWキングスレイ・コマンらが直近のハイデンハイム戦を欠場していた。

 トゥヘル監督がハイデンハイム戦の前日会見にて「火曜日までに間に合うと断言できる選手も1人もいない」と言及するなど、アーセナル戦の出場が危ぶまれていた上記5選手。しかし、今回の報道によると、ノイアーは既にGKトレーニングに復帰しており、筋肉系の新たな問題が発生しなければ、アーセナル戦に先発出場する見込みだという。また、その他の4選手についても、全員が現地時間8日に行われた全体トレーニングに参加したとのこと。ロンドンに遠征するトップチームのスカッドにも名前を連ねたようだ。

 アーセナルと最後に対戦した2016-17シーズンのCL・ラウンド16では、2戦合計10-2という衝撃的なスコアで勝利したバイエルン。しかし、ミケル・アルテタ監督の下で復活を遂げた北ロンドンの名門は、残り6試合となった今シーズンのプレミアリーグにおいて、リヴァプールとマンチェスター・シティを抑えて首位に立つなど好調を維持している。アウェイでの難しい戦いが予想されるなか、主力5選手の“帰還”はバイエルンにとってこれ以上ない朗報と言えるだろう。

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