ロシア 皮肉にもウクライナ・アントノフ製の輸送機を25年ぶりに復帰へ

輸送機不足を補填か?

ロシアでも実は貴重な機体

 ロシアで25年間保存されていたアントノフ An-124「ルスラン」大型輸送機がオーバーホールされて、使用可能な状態に戻されることが2024年3月29日、ロシアメディアで報じられました。

 今回使用可能な状態に戻すのは、いつでも復帰できるよう劣化を防ぐモスボールの状態でセーシャ空軍基地に保管されていた機体といいます。すでに1機がアヴィアスター航空機修理施設に移送されているようです。 この措置は恐らく、ウクライナ侵攻による輸送機不足を補うための措置であるとみられています。 同機はウクライナのアントノフ設計局(現O・K・アントーノウ記念航空科学技術複合体)がソ連時代に開発した機体で、1982年12月24日に初飛行を行いました。 An-124は、ロシア空軍や民間でも貴重な輸送機となっており、今回復帰予定の機体以外にも同国で運用されている機体が複数ありますが、ウクライナ侵攻以前の2014年のロシアによるクリミア併合以降、ウクライナからのサポートは受けられなくなっています。 後継機の開発が進められていますが、投入は早くても2030年代半ば以降になるとみられており、2024年現在は国産エンジンやパーツに変更して運用されているとみられています。

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