リヴァプール主将、クロップ監督との別れに言及「その日を考えると少し怖い」

 リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督への想いを語った。3日、イギリスメディア『ITV』が伝えている。

 ファン・ダイクは、2017年にサウサンプトンからリヴァプールに加入。クロップ監督と共にプレミアリーグ制覇やUEFAチャンピオンズリーグ優勝など数々のタイトルを手にしてきた。また、昨夏から主将に任命され、強固な“師弟関係”を築いている。

 しかし、クロップ監督が今季限りでの退任を発表。迫り来る指揮官との別れについてファン・ダイクは「正直、その日を迎えることが怖いよ。僕は感情的な人間だから、別れを言うことは好きじゃないんだ」と、素直な気持ちを吐露。さらに、「多くのスタッフが去ることになると思う。大変な日になるだろうけど、僕たちはその日まで前向きな姿勢で全力を注ぐつもりだよ」と続け、目の前の戦いに注力し続けることのを約束した。

 FAカップは準々決勝で敗退してしまったものの、カラバオカップでは優勝を飾ったリヴァプール。残されたタイトルは、プレミアリーグとヨーロッパリーグ(EL)で、そのどちらも優勝の可能性を残している。ファン・ダイクは、「残り2つのタイトルを獲得すること。それが今季の成功なんだ」と述べ、「シーズンの最後が感情的なものになることはわかっているけど、タイトルを獲得することで良い意味で感情的なものにすることができる」とコメント。両タイトルを7年間共に戦ってきた指揮官への餞にすることを誓った。

 また、クロップ監督退任後に話が及ぶと、自身の残留を示唆しつつ、“ユルゲン・クロップの子供たち”と呼ばれる、カラバオカップ決勝のピッチに立った20歳以下の選手たちのへの思いも口にした。

「彼らはできるだけ早くキャリアを進めたいと思っているだろう。だけど、彼らはスタート地点に立ったばかりなんだ。これから先、成長ともに多くの困難が待ち受けているだろう。そのことを彼らに理解させながら、焦らないで着実に成長していけるようサポートしていきたい」

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