バイエルン、ブライトン指揮官への関心強める?…ナーゲルスマン監督復帰の可能性も浮上か

 バイエルンがブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督への関心を強めているようだ。4月1日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2月に2015年以来9年ぶりとなる公式戦3連敗を喫したバイエルンは、その直後にトーマス・トゥヘル監督との契約を1年前倒しで解消することを決定。今シーズン終了後の指揮官退任が正式決定したことを受け、クラブはすぐさま後任探しに着手し、“トップターゲット”に据えたレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督との交渉を進めていた。

 しかし、同監督は現地時間3月30日に行われた会見にて「私はまだ若い監督だ。間違いなく、ここは今の私にとって適切で正しい場所。来シーズンもレヴァークーゼンに残る」と明言し、注目が集まった自身の去就問題に終止符を打った。“トップターゲット”を逃す形となったバイエルンだが、現在はシャビ・アロンソ監督と同じくかねてから動向を注視していたデ・ゼルビ監督への関心を強めている模様。新監督の最有力候補として、今後交渉を加速化させる可能性があるという。

 今回の報道によると、2月にスポーツ部門の取締役に就任したマックス・エベール氏や、クリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)らバイエルンの幹部は、デ・ゼルビ監督の手腕を高く評価しており、今夏の招へいの可能性を探るべく交渉に臨んでいるという。同監督はブライトンとの現行契約を2026年6月末まで残しているが、1200万ポンド(約23億円)から1300万ポンド(約25億円)程度の契約解除条項も付随している模様。本人も自身の去就について「自分の将来については何も決めていない」と語っており、今シーズン終了後の退任も噂されている。
 
 デ・ゼルビ監督を巡っては、ユルゲン・クロップ監督の後任を探すリヴァプールからの関心も報じられていたが、同クラブはスポルティングを率いるルベン・アモリム監督への関心を強めているとのこと。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現在リヴァプールとデ・ゼルビ監督との間で具体的な交渉は行われていないという。

 また、昨年9月からドイツ代表を率いているユリアン・ナーゲルスマン監督が、バイエルンへ電撃復帰する可能性も浮上しているようだ。直近ではフランス代表とオランダ代表を相手に連勝を収めるなど好調を維持しているが、ドイツサッカー連盟(DFB)との契約は今夏のEURO2024終了までとなっている。『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、ナーゲルスマン監督との再契約は具体的な選択肢として検討されており、監督本人と良好な関係性を築いているエベール氏を中心に話し合いが進行中だという。

 一方で、ナーゲルスマン監督については、DFBが契約延長に向けた交渉を開始したとの報道もあり、その将来は不透明となっている。

externallink関連リンク

●シャビ・アロンソ監督のレヴァークーゼン残留が決定! 会見にて宣言「ここが適切な場所」●トゥヘル監督がブンデス優勝争いに白旗「レヴァークーゼン、おめでとう」●ブライトン退任の可能性も…去就注目のデ・ゼルビ監督「何も決めていない」●強豪相手に連勝!…ナーゲルスマン率いるドイツ代表に復調の兆し「チームの精神は非常に良い」●”鬼軍曹”マガト氏、母国代表率いるナーゲルスマン監督の手腕を評価「新たなスピリットをもたらした」
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)