ポステコグルー監督が明かす得点後の“哲学”「飛び跳ねて大声を出していては何の役にも立たない」

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督には、得点後の立ち振る舞いについての“哲学”が存在するようだ。4月1日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 プレミアリーグ第30節が3月30日に行われ、トッテナムとルートン・タウンが対戦した。試合は、開始早々の3分にタヒス・チョンの得点でルートン・タウンが先制したものの、51分にオウンゴールでトッテナムが同点に。このままタイムアップかと思われた86分には、カウンターからソン・フンミンがネットを揺らし、2-1でトッテナムが逆転勝利を飾った。

 ソン・フンミンによる逆転ゴール直後にピエール・エミール・ホイビュルクを投入し、ゲームのクローズを図る判断を下したポステコグルー監督。劇的なシーンにも関わらず、冷静にゲームプランの変更を行なった同監督には、得点後の立ち振る舞いについての“哲学”が存在する模様。「その瞬間に選手たちに冷静でいてほしいのなら、私が飛び跳ねて大声を出していては何の役にも立たない」と感情を留めておくことがチームに落ち着きを与えるとの見解を示した。

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督をはじめ、得点後に喜びを爆発させる指揮官もいるなか、ポステコグルー監督は「それは私ではない」と自らが異なるタイプであるとコメント。「キャリアを通じて、そういう時(得点時)においても私がまだ必要とされているかもしれないと学んだ」と理由を挙げつつ、「得点して勝ったと思ってタッチラインを走っているとしたら、私はチームを助けていないことになる」と主張している。

 一方で、「内心も走っていないわけではない」と補足。「こうあるべきだと思っているわけではない」とあくまで自らの考えであることを強調しつつ、「ただ、私という人間がそうなんだ。これが起きていることに対処する最善の方法なんだ」と説明した。

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