アモリム監督、過熱する自身の去就報道に苛立ち「スポルティングの監督でしかない」

 スポルティングを率いるルベン・アモリム監督が、自身の去就をめぐる報道に苛立ちを募らせた。4月1日、イギリスメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。

 今シーズン限りで退任するユルゲン・クロップ監督の後任選定に動いているリヴァプール。大本命と目されていたレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督が来季の残留を明言したことを受け、現在はアモリム監督が次期指揮官の筆頭候補と報じられており、スポルティングも同監督の後任としてバイエルンでコーチを務めるアンソニー・バリー氏をリストアップしたとの報道がなされていた。

 そんななか、アモリム監督は「唯一気になるのは、彼らがすでに私の代わりを用意していたということだ」と自身の後釜をめぐる報道について言及。「それが私が一番腹を立てた理由だ。今日もヴィアナ(スポルティングのフットボール・ディレクター)そんなことはないから落ち着くように言ったんだ。私が注意したのはそれだけだ」と騒動の沈静化を図ったことを明かし、一連の報道が選手に影響を与えている可能性については、「いや、彼らの生活の一部だからね。選手たちに影響を及ぼすのは、彼ら自身の将来だ」と明確に否定している。

 また、「誰もが自分のことを考えている。他のクラブとの交渉があれば、試合の準備に支障をきたすこともある。選手にとってそれは普通のことなんだ」と述べた上で、「監督となれば、そんなことは一切考えない」とコメント。自らについては、「スポルティングの監督であり、スポルティングの監督でしかない。だから、仕事も同じだし準備も同じで、みんながタイトルを獲ることに集中しているのは明らかなんだ」とクラブでの仕事に注力していることを強調した。

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