ショット改善に光 安田祐香が実りの今季初60台「5月、6月でいい状態に」

<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇31日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6455ヤード・パー72>

51位タイとギリギリで予選を通過した安田祐香は今季初の60台となる「67」で巻き返し、トータル3アンダーの21位タイで今大会を終えた。シーズン開幕直後はティショットが乱調だったが、徐々に安定。「5月、6月ごろに一番いい状態になるようにしたいです」と、ここからさらに調子を上げていく。
17番パー3、5メートルのバーディパット。「外れそうなのが最後にコロンと入りました。それも含めて今日は一日流れが良くて、久々にいいゴルフができたと思います」。フェアウェイを外したのは2回、パーオンを逃したのは3ホールと安定したショットにパッティングもかみ合い、難コースで6つのバーディを量産した。

開幕戦ではオフに修正したつもりのクセが顔をのぞかせ、ティショットが乱れた。「良くなったと思って開幕を迎えたんですけど、すごくショットが曲がって、その後の2試合も全然当たらなくて、振れなくて…」。ドローヒッターのため、スイング軌道はもともとインサイドアウトの傾向だが、それが強くなり過ぎるとショットが乱れる。練習では昨夏から取り入れているトラックマンでスイング軌道を確認し、意識的にカットに打ってスイングを矯正。先週から徐々に復調の手ごたえを感じていた。

パーオン率60位(昨季17位)、ドライビングディスタンス90位(同62位)、フェアウェイキープ率62位(同24位)。出だしの不調もあって、5試合を終えた時点でのスタッツには不本意な数字が並んでいる。「安定して予選を通過したいので、このまま調子を上げて、一番はパーオン率を上げていきたいです。そうすれば、上位に入る試合も増えると思います」。

メルセデス・ランキング35位という昨年の成績を上回るのは最低限の目標。念願の初優勝へ、この日のラウンドを浮上のきっかけにしたいところだ。(文・田中宏治)

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