「PGAツアーに行けるように」 欧州Vの中島啓太がめざす日本→欧州→米国への道

<ヒーローインディアンオープン 最終日◇31日◇DLF G&CC(インド)◇7416ヤード・パー72>

昨年の国内ツアーで賞金王を戴冠した中島啓太が、DPワールド(欧州)ツアーの「ヒーローインディアンオープン」で海外初優勝を飾った。出場11試合目での優勝。「新たな1勝目」と喜んだ。
昨年の日本ツアー賞金王の資格で参戦を果たし、今季は6試合目の出場。初日から首位で滑り出すと、そのままリードを守って見事に逃げ切った。「JGTOからDPワールドツアーへの道が開けていることにすごく感謝をしています」。欧州ツアーは昨季から、前年の日本ツアーの賞金ランキング上位3人に出場資格を与えている。日本から、世界に羽ばたく機会が増えたわけだ。

「日本の賞金王になれればDPに行けるというところで、みんなそこを目指して頑張ると思いますし、また、日本からたくさんのチャンスがあればPGAツアーに向かって挑戦する選手もたくさん増えてくると思います」

さらには、欧州ツアーで年間ポイントランキング上位10人に入れば、翌年の米国男子、つまりPGAツアーの参戦も果たすことができる。今季PGAツアーを戦う久常涼がまさにこのルートで欧州からステップアップしていった。

日本ツアーは試合数も増えずに人気も低迷とされているが、結果を残した者には大きな未来が待っている。「ボクはまだ1年目でたった数試合しかプレーしていないので、まだまだこれからですけど、しっかり上位でプレーして、PGAツアーに行けるように」と胸を張った。

青木功がはじめて欧州ツアーに勝利したのが1983年。松山英樹が世界ゴルフ選手権で2度の優勝、「マスターズ」も制して欧州チャンピオンに名を連ねる。そして久常、今年の星野陸也と、これで史上5人目の日本勢欧州優勝。中島もしっかりと日本勢の強さを示した。

「日本にいる選手の目標となれるように頑張りたいと思います」。これで欧州ツアーのランキングは13位に浮上。目標のPGAツアー進出まで、このままシーズンエンドまで突っ走る。

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