トゥヘル監督がブンデス優勝争いに白旗「レヴァークーゼン、おめでとう」

 バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が、ブンデスリーガの優勝争いについて言及した。30日、ドイツメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。

 ブンデスリーガ第27節が30日に行われ、バイエルンとドルトムントが対戦した。試合は、立ち上がりの10分にカウンターからカリム・アデイェミがネットを揺らしてドルトムントが先制に成功。終盤の83分にもユリアン・リエルソンが追加点を奪い、2-0でアウェイのドルトムントが今季2度目の“デア・クラシカー”を制した。

 今回の敗戦により、首位を走るレヴァークーゼンとの勝ち点差が「13」に広がったバイエルン。リーグの優勝争いに決着がついたか問われたトゥヘル監督は、「もちろんだ」とコメントし、「今日の試合の後では何も言う必要はない。レヴァークーゼン、おめでとう」とブンデスリーガ12連覇は困難であるとの見方を示した。

 ドルトムントに5年4カ月ぶりに敗れた今節については、「説明するのは難しいし、もちろん十分ではない」と発言。続けて、「私たちにとって、正しい気概と正しい情熱を持って試合に取り組むのは非常に難しいことだ」と敗戦を振り返っている。

 また、右サイドバックとして先発したドイツ代表MFジョシュア・キミッヒは、「ひどくイライラするし、まったく説明がつかない」と自らの思いを吐露。チームの闘争心不足を指摘しながら、「ほとんど何もない親善試合だった」とリードを奪われた状況で戦った後半を表現し、「順位に関係なく、このようなことは決してあってはならない。特にドルトムントとのホームゲームではそうなってはいけない」と悔しさを滲ませた。

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