10回の変更でおよそ6時間のスタート延期 そのあいだ選手は何をしていた?【国内男子ツアーヒトネタ!】

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」が行われている東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)から。

初日の夕方から降り始めた雨は止むことなく2日目の朝まで降り続いた。徐々に雲は切れて晴れ間も見えてきたが、コースコンディションが改善されず当初の午前7時10分から10度にわたってスタート時間が変更となった。結局、午後1時15分からスタートと、約6時間の遅れが生じた。そのあいだ、選手はコースの回復を待ちながら、各々の時間を過ごしていたようだ。

初日に「61」のコースレコードタイをマークしたアマチュアの中野麟太郎(早大2年)は、日没順延のためスタートできず、土曜日は2ラウンドの強行軍となる。そんな中野の金曜日は、「11時に来て支度をしたり、学校の課題をしていた」と大学生ならではの時間を過ごしていた。それでも時間はたっぷりあり「近くの練習場で100分打ち放題もした」としっかり球を打ち込んだ。そして午後2時半ごろ会場に入り、その後はロッカールームで仮眠もとった。

第2ラウンドで8つのバーディを奪い、暫定2位タイへ浮上した清水大成は「キャッチボールやトランプをしてました」と楽しみながらスタートを待った。ちなみに「たまたまボールがあったので、ひまつぶしです(笑)」とアップのためのキャッチボールではなかった。

そして、ツアー記録タイとなるハーフ『28』と爆発し9アンダーをマーク、77位から暫定4位タイへジャンプアップした重永亜斗夢は、寝不足解消に努めていた。「昨夜、おなかを壊してトイレで格闘したせいで、全然寝られなかった」と腹痛に見舞われていた。「きょうはスタートが遅れることに懸けて、ホテルの部屋でちょこちょこ寝て過ごしていた。しっかり準備できたからこのスコアだった」とスタートの遅れが返ってプラスに働いたようだ。

結局2日目は、午後6時11分に日没サスペンデットが決定し32組91名のプレーが持ち越しとなった。第2ラウンドは土曜日の午前7時30分に再開されたが、第3ラウンドのトップスタートは午後2時予定。終わるのだろうか…。

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