日本オープン覇者・岩崎亜久竜 アイアンを“タイガーモデル”にチェンジ「抜けがすごく良かった」

<東建ホームメイトカップ 初日◇28日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>

ついに開幕した国内男子ツアー。オフシーズンの間に試行錯誤し、ギアに変化が見られる選手も少なくない。そんな中、昨年の「日本オープン」で初優勝を挙げ、首位と5打差の7位タイで初日を終えた岩崎亜久竜のバッグを覗いてみると、あのスター選手が使用しているアイアンが投入されていた。
以前は契約するテーラーメイドの『P7MB』を使用していたが、それを4番アイアンを『P790』(2023年モデル)、5番からピッチングウェッジを『P7TW』にスイッチ。『P7TW』はタイガー・ウッズ(米国)が2019年「マスターズ」制覇時に使い、自らのイニシャル“TW”が刻み込まれた“タイガーモデル”のアイアンだ。発売からかなり経っているが、「(P7MBより)抜けがすごく良かった」と、このアイアンを投入する決め手となった。

また、ウッドのシャフトにも大きな変化が見られ、グラファイトデザインの『ツアーAD』に替えた。ドライバーのシャフトは昨年発売された新製品『ツアーAD DI HIGH MODULUSRELOADED』。『DI』をアレンジしたモデルで、特性そのままに超高弾性を実現したシャフトだ。またフェアウェイウッドは2本とも通常の『ツアーAD DI』を装着している。

このシャフトのチェンジによって「前も(フジクラのベンタスブラック)良かったんですけど、操作性がより良くなった。ミスしても許容範囲に収まっている」と、どちらもいいシャフトと評価するが若干の操作性という部分で『DI』に軍配が上がった。

ドライバーのヘッドはテーラーメイドの最新モデル『Qi10』、3番と5番ウッドも同じく『Qi10』のスタンダードモデルを選択。様々なクラブやシャフトを試し、たどり着いたセッティング。今の岩崎のフィーリングに合う”最適解”を見つけたようだ。(文・齊藤啓介)

【岩崎亜久竜のクラブセッティング】
1W:テーラーメイド Qi10(10.5度/ツアーAD DI HIGH MODULUSRELOADED 7TX)
3,5W:テーラーメイド Qi10(15,18度/ツアーAD DI 8X/9X)
4I:テーラーメイド P790(23年モデル/DG S400)
5I~PW:テーラーメイド P7TW(DG S400)
50.56.60°:テーラーメイド MG4(DG S400)
PT:スコッティ・キャメロン プロトタイプ

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