ウクライナ人パイロットが初めて英国の飛行訓練卒業 F-16操縦に向けて前進 今後の動向は?

基礎訓練を終える。

今後はフランスで高等操縦訓練を受ける

 イギリス国防省は2024年3月22日、イギリス空軍で訓練を受けていたウクライナ人パイロット10人が訓練過程を終えたと発表しました。

 この10人のパイロットは、2024年中に供与されるとみられているF-16戦闘機を操縦するために指導を受けています。同国内の訓練を終えたウクライナ人パイロットとして初めての卒業生となるようです。 訓練では基本的な飛行訓練や操縦に関わる座学、さらには英語教育も行ったとのことです。 実は、F-16供与の話が出始めた頃からこの問題は指摘されており、ほとんどのパイロットに、操縦訓練のほかに語学訓練を施す必要があるという見解になっていました。 この10人のパイロットはフランスへと向かい、F-16の操縦を学ぶ前に、フランス空軍が提供する高度な飛行訓練を受けるとのことです。 なお、語学などに問題のないパイロットや整備士に関しては、ルーマニアやデンマークの訓練センターで訓練を受けているとされており、デンマークでの操縦訓練の様子は、2024年2月に初公開されました。

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