土砂災害に正面衝突… 狭くてクネクネ国道49号にバイパス案 福島県いわき市内

トンネルも2本を計画。

好間三和地区に延長4.5km

 国土交通省 磐城国道事務所は、2024年3月中旬に開催した防災技術検討会において、福島県いわき市内の国道49号に、バイパスを建設する意向を示しました。 場所は好間三和(よしまみわ)地区。現道の延長は4.5kmです。2車線道路の同区間は急勾配や急カーブが連続し、正面衝突といった死亡事故が2021年までの直近15年で6件発生。また豪雨などに伴う地滑りや落石も頻発し、おおむね3年に1回の割合で通行止めの措置が取られています。並行する磐越自動車道も災害通行止めとなることが少なくなく、いわき~郡山間の交通に支障が出ることから、同事務所は「安定的な道路交通を確保するために、別線バイパスルートによる整備が妥当と判断した」としています。 バイパスは好間町北好間字猪ノ鼻~三和町合戸字入藪間を想定し、現道に比べカーブを減らしたうえで2本のトンネルで貫きます。延長は3.9kmです。地滑り防止区域や急崖地といった地形リスクを避け、また重要物流道路であるという観点から、大型車の速度低下を考慮した勾配とするとしています。 バイパスは磐越自動車道と一体となって、ネットワークの多重性・代替性を確保するものとなる見込みです。

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