ショット・イン・イーグル→産休→出産→復帰 米女子ツアーに新ママさんプレーヤーが誕生

<フォード選手権 事前情報◇26日◇セビルG&CC(米アリゾナ州)◇6734ヤード・パー72>

昨年10月の「アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ」最終日。最終18番パー4の2打目をカップインさせてイーグルを奪取したリンジー・ウィーバー・ライト(米国)は、この一打をもってツアーから離れた。産休に入るためだった。
当時は妊娠7カ月。ド派手な一発で気持ちよく産休に入ると、12月には無事に元気な男の子を出産。そして6週間後の定期検診も無事に終わり、その後はハーフマラソンにも挑戦するほど体力も回復している。心配だったという子育ても、「夜は12時間寝てくれるし、よく食べるしあまり泣かない」と愛する息子も順調に成長し、いよいよツアーに復帰の運びとなった。

「復帰するならここと決めていた」と、出産から3カ月での“復職”。このアリゾナを選んだのには理由がある。リンジーはアリゾナ大出身で、当地を拠点に活動していた時期も長い。加えて夫の出身地でもある。タイミングも場所も最高の地に違いない。

ツアーの先輩ママさんからのアドバイスもあって、今のところ子育ても順調。今週も会場には息子を連れてきている。「哺乳瓶を与えておけば泣かないし、いい子にしている」と心配もなし。ツアー初優勝へ、新しい家族とともにゆかりのあるアリゾナで再スタートを切る。

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