選手会長の谷原秀人が“組織改革”へ “多すぎてまとまらない…”状態から理事削減

<東建ホームメイトカップ 事前情報◇27日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>

28日(木)から国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」が始まる。昨年に引き続きジャパンゴルフツアー選手会長を務める谷原秀人が、開幕前日のプロアマ日に取材に応じ、今後の選手会の在り方、日本ゴルフツアー機構(JGTO)などを明かした。
「選手主体というか、そのためにあるJGTOなので。(選手の)一言ひとことを聞き、選手がやりやすいような状況をつくるのが目的。メディアの皆さんには、いままでJGTOからの発表などがたぶん少なかったと思うんですけど、今年からはどんどんやっていく姿勢を見せられたらいいと思っています」

指定練習日の26日(火)には選手ミーティングが行われた。そこで話されたことのなかで、とくに力を入れていきたいと考えていることは国内男子ツアーをさらに盛り上げるために、より多くの選手の存在を把握してもらうことだった。そのための“発信”を課題に挙げた。

「皆さんの力が必要だと思うんですが、メディアの発信…ですね。一人ひとりの選手を覚えてもらう。SNSもそうだし、そういうところをフル活用してもっと一人ひとりが目立つように努力してくれると。あとは自分たちが考えているビジョンなどを反映していき、それに協力していただく形になると思います」

選手会の理事メンバーは昨年の17人から10人に減少。それについては、より効率よく選手会を回すための策略だった。

「多すぎてまとまらないことも多かったんです。なので(人数を)減らして意見を言い合えるようにしました。返信がない選手などもいたので、少なくして意識を持たす」と、人数が多いと“人任せ”になってしまうこともあり、なかなかまとめることが大変だった内情を明かす。「だからこそもう少ししっかりやらないといけない」と反省を踏まえたうえで、今後の対策を話した。

「スムーズに自分たちの思っていることをもっとやりやすくするために」。谷原は会長としてJGTOのツアーメンバーの未来のために、組織改革を進めていく。だが、まだまだ現役選手の身。春先のいまはまだ調子が上がらないと苦笑いを見せるが、「経験を生かしてやれたらいい」と45歳のベテランはプレーヤーとしてもさらに励んでいく。(文・高木彩音)

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