
<東建ホームメイトカップ 事前情報◇27日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>
いよいよあす28日(木)に開幕する国内男子ツアー。多くの選手が大会を前に胸を高鳴らせる中、ディフェンディチャンピオンの今平周吾がプロアマに登場した。今シーズンからロピアと所属契約を結んだ今平は、気持ちを新たに開幕戦の地を踏んだ。
オフは上半身、下半身のトレーニングにいそしみ、週に2〜3回のラウンドと2回の練習を組み合わせながらのメニューをこなし、シーズンに向けて調整を重ねてきた。昨年は2勝を挙げ、獲得賞金も2019年の賞金王以来となる1億円を突破。「だいぶ調子が上がってきたのかなっていう年でした」と納得のシーズンとなった。
そして迎える新シーズン。今年はショートゲームがテーマだ。「(昨年は)パッティングがそんなに良くなかった。そこを上げていけば、去年よりもっと上位で戦えるんじゃないかと思います」。昨季の好成績におごることなく、足りないピースを補っていく。
通算9勝を挙げる今平にとって、節目の10勝まであと1つ。 「早く1勝したい」と二桁勝利を待ちわびる。前年優勝者として挑む開幕戦は独特のプレッシャーもあるが、「(緊張感を)思わないようにしてます」とあくまで“平常運転”。いつもどおり涼しい顔で10勝目を狙う。(文・齊藤啓介)