日本開幕戦へ挑む金谷拓実 「一つひとつの試合でいいプレー」をテーマに世界ランク浮上を狙う

<東建ホームメイトカップ 事前情報◇26日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>

28日(木)から2024年の国内男子ツアーが開幕する。指定練習日の火曜日は、朝からグリーン上に水が溜まるほどの雨が降った。金谷拓実はそんな悪天候のなか、アプローチ練習などを行い準備を整えていた。
すでに海外では4試合に出場している。米国男子ツアーでは「ソニーオープン」(1月)、アジアンツアーでは2月の「IRS Primaマレーシアオープン」、「インターナショナルシリーズ・オマーン」と3月の「インターナショナルシリーズ・マカオ」に参戦。結果は予選落ちが2度、最上位はオマーンでの7位タイだった。

「オマーンではいいプレーもできましたけど、そのほかの試合で予選落ちもあったりして、ちょっと悔しい結果も多かった」と話すが、それでも「とにかく一つひとつの試合でいいプレーをすれば、(世界)ランキングも上げられると思うので頑張ります」。昨季は賞金ランキング3位に入ってDPワールド(欧州)ツアーの出場権を獲得したが、出場優先順位が低いため、まだ今季は1試合も出場できていない。限られた試合数で結果を残し、世界ランクの浮上を狙う。

海外の試合があるなかで過ごしたオフシーズンは、昨年の終盤戦で課題だった「左のミス」を修正することに取り組んだ。「ショットの精度を上げる」ことをテーマに「トレーニングをしながら、体の動きをしっかり正しい向きに落とし込む」という方法で準備を整えた。

「優勝したこともある試合だし、いいプレーができるように頑張ります」と意気込む金谷。歴代覇者として挑む今大会で2024年初Vを狙っていく。(文・高木彩音)

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