<ファーヒルズ朴セリ選手権 最終日◇24日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>
ロサンゼルスで開催されている米国女子ツアーは、ネリー・コルダとライアン・オトゥール(ともに米国)の二人がトータル9アンダーで並びプレーオフに突入。ネリーが1ホール目でバーディを奪い今季2勝目、通算10勝目を飾った。契約する米国テーラーメイドも彼女の使用ギア詳細を明かし、世界ランク1位復帰をこう祝福する。
「ネリー・コルダがファーヒルズ・セリパクチャンピオンシップで『Qi10 MAX』ドライバーと『TP5x』ゴルフボールで連勝し、ロレックス女子世界ゴルフランキングで世界ナンバー1に返り咲きました。この勝利はコルダにとってLPGAツアー通算10勝目、世界ではプロとして15勝目となります」(同社広報)
その使用ギアは下記のようになっており、同社は昨年6月からネリーのドライバー調整を行ってきたことを明かす。「ネリー・コルダのドライバーフィッティングに関して、絶対に必要なことが1つあります。それは、ボールがドローして左に落ちるのが見えなければならないということです」。
【ネリー・コルダの同社使用ギア】
1W:Qi10 MAX(10.5°Diamana GT 60S)
3W:ステルス2(15° Ventus Red 7S)
7W:ステルス2(21° Ventus Black 7S)
5I:P770 (SteelFiber i80 cw)
6I~PW:P7MC(SteelFiber i80 cw)
A,SW:MG4(50°SB,54°SB SteelFiber i95 cw)
BALL:TP5x
「『Qi10 MAX』ドライバーを選んだ理由は、他のモデルと比較した見た目。置いてみると、さりげないブルーのフェースとシルバーのトップラインで、どんなショットでも打てそうな気がします。見下ろすと、とてもうまく狙える気がするし、クラブフェースの中心がどこにあるのかも分かります。ゴルファーにとって、クラブの外観が気に入らなければ、打つことはできません。『Qi10 MAX』を置いてティアップすると、どんなショットでも打てそうな気がします」(ネリー)
また、米国ツアー担当者がネリーの『TP5x』ボールへの変更結果について各番手のキャリーも紹介しつつ、こう話す。
「ネリーは特にドライバーのスピン量を下げたいと考えていたので、9月にテストを行い、彼女のドライバーとアイアンに『TP5x』を使うことで、スピンが数百回転下がる効果が見られました。そしてグリーン周りでは、チップの打ち出しが少し低くなり、『TP5x』の方がTP5よりスピンがかかったし、『TP5x』の方が好みの軌道でチェックが効いた。それ以来、彼女はこのボールに満足しています」
また、契約外での使用クラブは、PINGの『G425』ハイブリッドと、タイトリストの『Vokey Design SM9 WedgeWorks 58T』のロブウェッジと、スコッティ・キャメロン『Squareback 2ツアープロトタイプ』パターとなる。
【ネリーの各番手のキャリー】
Qi10 MAX 10.5°ドライバー➡ 252ヤード
ステルス2 15.0° 3番ウッド➡ 232ヤード
ステルス2 21.0° 7番ウッド➡ 218ヤード
ハイブリッド➡ 200ヤード
P770 5番アイアン➡ 185ヤード
P7MC 6番アイアン➡ 169ヤード
P7MC 7番アイアン➡ 154ヤード
P7MC 8番アイアン➡ 144ヤード
P7MC 9番アイアン➡ 135ヤード
P7MC PW➡ 124ヤード
MG4ウェッジ50°➡ 113ヤード
MG4ウェッジ56°➡ 98ヤード
60°ウェッジ➡ 83ヤード
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