トッテナム2年目で輝きを取り戻したリシャルリソン「心理療法が僕の人生を救ってくれた」

 トッテナムに所属するブラジル代表FWリシャルリソンが、心理療法によって救われた過去を告白した。20日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在26歳のリシャルリソンは、母国ブラジルのアメリカ・ミネイロの下部組織出身で、2015年6月にトップチームへと昇格。フルミネンセとワトフォードでのプレーを経て、2018年7月にエヴァートンに加入した。初年度から主力選手に定着し、公式戦38試合出場14ゴール1アシストの成績を残すと4シーズンにわたり活躍。2022年7月には5年契約を締結してトッテナムへと完全移籍した。

 6000万ポンド(約116億円)という巨額の移籍金でトッテナムに加入したものの、1年目は3ゴール3アシストの成績に留まっていたリシャルリソン。2023年9月にブラジル代表の一員として臨んだボリビア戦では途中交代後に涙を流す様子が報じられ、「僕はイングランドに戻り、心理学者の助けを借りて心を強くするつもりだ」とコメントするなど、精神的な問題を抱えていると述べていた。

 そんなリシャルリソンだが、在籍2年目となる今シーズンは、ここまで公式戦26試合に出場し、11ゴール3アシストをマーク。本来のパフォーマンスを取り戻した同選手だが、「積極的な発言力を持つ選手として、僕は人々に助けを求めるよう言っている」と主張し、「(心理的な)助けを求めているという人がどれだけ偏見に満ちているかは知っている。もう偏見はない」と精神的な問題を抱える人々に対しての自身の見解を示した。

 また、「僕がこのことについて話すのは、心理療法が僕の人生を救ってくれたからだ」とセラピーによって救われた自らの過去を告白。続けて、「僕はどん底だった。ピッチの中だけでなく、ピッチの外でもどれだけプレッシャーを感じているかは選手だけが知っている」と打ち明けている。

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